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7月22日(金)(7/22 07:22)

 四季折々の田園ほど心を和ませる風景はそうそう見当たらないのではないか。環境問題の評論家富山和子さんが企画し、毎年出している「日本の米カレンダー」は月ごとに姿を変える田んぼの写真が楽しい

▼「水田は文化と環境を守る」。カレンダーの合言葉は、おおかたの日本人が納得するところだろう。秋から冬の季節は刈田の風景が定番である。刈り取った稲束を数日、天日干しにする“はざかけ”や、脱穀した後、円筒形に積み上げた稲わらの写真だ

▼機械化が進む今では、消えゆく風景でもあろう。田んぼに野積みされ、日光をたっぷり浴びた稲わらが放つのは、混じりけのない自然のにおいだ。子どもの頃のにおいの記憶にある。最近、滅多に見なくなった稲わらが肉牛の餌として東北地方から県内へ持ち込まれているとは知らなかった

▼より品質のいい牛肉をと遠方から稲わらを購入したのだろう。その稲わらから国の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出された。東北の稲わらは本県をはじめ広く出回り、その結果、汚染疑いのある肉牛は全国各地へ流通していった。牛肉を敬遠する消費者も増えているようだ

▼ヨウ素やセシウムの放射能汚染については発生当初から神経を使っていたのではなかったか。野菜類は出荷自粛が比較的速かったのに稲わらはなぜすり抜けたのか。国も自治体も、屋外に放置されていたわらを餌にしていたことは見抜けなかったらしい

▼屋外の飼料は使用しないよう農家などに通知したとはいうが、通り一遍の通知にすぎなかったようだ。大震災後も、お役所仕事は“健在”だったとは、習い性というべきか。稲わらが再び最良の飼料となる日はいつのことか。



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2011.07.22 Fri l メディアリテラシー l top
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