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正平調
2011/07/22
ウナギはどこから来るのか。古今東西、ウナギの生態は謎とされてきた。「ウナギは泥から自然発生する」。こう考えたのは、ギリシャの哲学者アリストテレスである◆川や池にいるウナギは、欧州でも珍しい魚ではない。ただ、どこで生まれ、どのように成長するか分からない。哲人はウナギを見詰めて考えた末に、結論を出したのだろう◆今ならアリストテレスを悩ませた疑問に詳しく答えることができる。ニホンウナギの場合、マリアナ諸島の海で産卵し、稚魚が海流に乗って日本にやって来る。川をさかのぼって5~10年を過ごし、また海に戻る。地球規模で生きる魚なのだと◆今年になって、東京大学などがマリアナ海域でウナギの卵の採集に成功したことが分かった。ふ化直後の仔魚(しぎょ)も大量に見つかっている。何千キロの海路を旅する生命力に驚く。同時に、将来の完全養殖にも期待がかかる◆きのうはそのウナギを食べる土用の丑(うし)だった。夏やせなどに効くとされるウナギは、日本の夏には欠かせない食材だ。稚魚が不漁で価格が上昇する中、財布のひもを少し緩め、かば焼きをつついた。この夏を健康に乗り切れるようにと願いながら◆「山の芋がウナギになる」。起こるはずのないことが起こる例えだ。災害はもうたくさんだが、重苦しい世相を吹き飛ばす、明るいニュースが聞きたい気分になる。もし芋が本当にウナギに化けたら、もちろん大歓迎だが。

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2011.07.22 Fri l メディアリテラシー l top
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