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7月21日(木)(7/21 07:28)

 ウナギが滋養に富み、夏バテに効き目があるというのは万葉集にも歌われている。江戸時代には骨を取り除き、たれをつけて焼くかば焼きの料理法ができあがったそうだ。古くからなじんできた、あのにおいはもはや日本人の遺伝子にすり込まれているのかもしれない

▼以前、三島市内に住んでいた頃、昼時、街の中を流れてくるかば焼きのにおいの誘惑には逆らいがたいものがあった。振り切るのはひと苦労だった。三島のかば焼きがうまいのは富士の雪解け水である伏流水にウナギをさらすからだといわれる。名水で味も引き立つのだろう

▼ウナギは、その形態や、発生の不思議さから謎の多い魚とされてきたが、ここへ来て一気に解明が進んでいる。日本の研究チームが太平洋マリアナ諸島沖で、天然のニホンウナギの卵の大量採取に成功した

▼水深150メートル前後の海中で採取したのは、直径約1・6ミリの小さな卵だった。新月に合わせて産卵することも証明した。マリアナ諸島といえば、日本から約2千キロ南にある。ふ化した仔[し]魚は海流に乗り、日本などの沿岸にたどり着く。その間、約3〜7カ月。回遊の距離は3千キロにも及び、仔魚は5、6センチのシラスウナギに姿を変える

▼その生命力の強さには驚く。ヌルヌルとつかみどころのないウナギは古来から世界各地で信仰の対象にされてきたほどだ。ウナギのふるさとがはっきりしたといっても生態解明は緒に就いたばかりである

▼シラスウナギは2年連続の不漁で、かば焼きの値段は高騰している。あの美味を口にできないようでは、旺盛な胃袋にも申し訳ない。ここはウナギの謎解きを早めてもらうしかない。きょうは土用の丑の日。

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2011.07.21 Thu l メディアリテラシー l top
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