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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110720_01.htm

河北春秋 総理大臣になると見えなくなるものが三つあると語ったのは二・二六事件の時の首相岡田啓介だ。一つはカネ。次には人材。取り巻きばかり増えるからだ。そして最後は国民だという▼そう自戒しつつ岡田は政治に相対したのだろう。では菅直人首相はどうか。震災対応、とりわけ福島第1原発事故への姿勢を見ると、視野に「国民」があったかどうか、疑わしい

 ▼放射性セシウムを含んだ牛肉問題で、政府は福島県の肉牛の出荷停止を指示した。言い訳めいて響くが、農水省は事故後の3月19日、屋内保管の飼料を使うよう通知を各県に出してはいたのだという▼同じ日、福島の原乳と茨城のホウレンソウから放射性物質が検出されている。だが、官房長官は「直ちに健康に影響は及ぼさない」と胸を張り、国は農地を含む広範で詳細な線量調査には否定的だった

 ▼野菜はどうか、果物は、コメは。食への不安は広がるばかりだ。信頼を取り戻すためには、牛肉ならば全頭検査が必要だろう。農地の放射能汚染の調査も同じだ。農家も消費者も望んでいる▼「国民の生活が第一」。このフレーズを掲げて民主党が衆院選で圧勝したのは、2年前の夏。惹句(じゃっく)はすっかり色あせている。首相から国民は見えないのかもしれないが、国民の目からは首相の資質がよく見える。

2011年07月20日水曜日
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2011.07.20 Wed l メディアリテラシー l top
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