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 あす20日は「土用の入り」だ。暑中見舞いを土用見舞いともいうように、立秋前の18日間、夏の土用は暑さが極まる。うだるような日が続くこの時季は、旧暦でいえば6月。それ故に「六月無礼」という古い言葉が残る
▼酷暑のときぐらい、簡素な着物や少々の乱れは無礼を許されよ、という意味だ。「平家物語」の写本にも書かれているそうだから、「クールビズ」の原点は相当に古い。暦研究家の岡田芳朗さんは「南部絵暦を読む」で、これぞ「六月無礼」といった絵を紹介している
▼絵暦は、字が読めない農民や漁民のために作られた。こっけいな絵とさいころの目などで月日を表し、季節の移ろいを伝える。「無礼」の数々も描かれている。川岸の柳の下、まげを結った男がふんどし姿で大股を開き、縁台でうちわを使う図などはその代表格だ。「土用の夕涼み、お許しを」といったところか
▼夏至から11日目の「半夏生(はんげしょう)」の絵もある。田植えを終える目安とされる、農民には大事な日だ。それを、はげ頭に手を当てて嘆くじいさんの姿で知らせている。東北弁で「はげ」は「はんげ」。語呂合わせだ
▼南部絵暦は東北各地に江戸期から伝わる「盛岡暦」や「田山暦」の総称である。「土の匂いのする日本の文化遺産」。岡田さんは絵の中に、東北人の優しさと豊かな季節感を読み取り、たたえる
▼福島県では、この炎天下にマスクと帽子、長袖で登校する児童・生徒がいる。被ばく自衛策である。どんなに暑いことだろう。「六月無礼」とはなれない不安の夏が恨めしい。
新潟日報2011年7月19日
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