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 映画「二十四時間の情事」を見返した。アラン・レネ監督の日仏合作、半世紀以上前に公開された。広島を訪れたフランスの女に、そこに住む日本人の男が語り掛ける。「君はヒロシマで何も見ていない」「すべて見たわ。ヒロシマにいるのよ」「君は何も見ていないよ」
▼東日本大震災で、政府の復興構想会議は「提言」の中で「フクシマ」と表記した。原発事故はヒロシマ、ナガサキと並ぶ歴史的かつ世界的な出来事になった
▼66年を経ても両市は被ばくのつらさを受け継いでいる。16日付本紙特集の避難者の声が印象的だ。母親が家族に遠方への避難を提案した。「原爆被害があった広島に行けば、優しくしてもらえると思う」。原発事故後にできた心の傷なのだろうか。フクシマの本当のつらさを見落としてきたのかもしれない
▼彼女の家族を含め、柏崎市には2千人の避難者が暮らす。県内で最多だ。もともと福島原発の周辺に住んでいた人が多い。親類や仕事のつながりで柏崎への避難を誘われたケースが大半だ。だが「原発があるまちだから」とあえて選んだ人もいる
▼「複雑な思いを分かってもらえる」という期待に市民は応えた。近所付き合いなどを通し、さりげない支援が広がる。4年前の中越沖地震の被災者でもある。ボランティア活動には「ありがとう」が込められている
▼あるときを境に、支援される側から、する側になった。被災の思いを共有し、原発の重みを肌で感じ合いながら寄り添う。このまちには、フクシマを心の目で見ようとする人たちがいる。
新潟日報2011年7月17日
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2011.07.17 Sun l メディアリテラシー l top
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