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http://www.at-s.com/news/detail/100045058.html

7月14日(木)(7/14 07:15)

 詩人で童話作家、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、賢治の死後発見された。発表するため書いたのではなく、病床で死を意識する中、自分の願望や理想とするところを手帳に書き留めたものだという。手帳は愛用のトランクの内側にしまい込まれていた。そのため題名も付いていなかった

▼東日本大震災後、岩手県出身の賢治の「雨ニモマケズ」は多くの人々の心を捉え、各地で朗読されている。ウィリアム英王子が結婚式を挙げたロンドンのウェストミンスター寺院でも震災追悼式が行われ、朗読された

▼この世に生をうけた全てのものを慈しんだ賢治の詩は被災地の人々を励ましていくことだろう。大震災から4カ月。そうした精神的な支援などを背に再起を図る人も出てきた。ただ、多くの人たちは今も塗炭の苦しみの中にいる

▼妻や親など家族、財産全てを津波に奪われ、独りぼっちになった男性は、前に進むしかないと分かっているんだが、と言いつつ言葉に詰まった。テレビの背景に映るがれきの山や、建物跡だけが残る広大な平地が、男性の思いを無言で“代弁”しているようだ

▼福島第1原発事故の周辺地域の人々は放射能汚染に翻弄(ほんろう)され続けている。南相馬市の畜産農家が出荷した肉牛から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された問題は静岡県をはじめ、各地に流通していることが判明した

▼消費者の不安はさらに高まるだろう。餌の管理に手落ちがあったようだ。ただ、農家は放射能汚染でコメも野菜も駄目になった中で必死になって牛の世話をしてきたのだろう。農家の悲嘆が聞こえる。「雨ニモマケズ」にちりばめられた賢治の祈りが被災地を包んでいくことを願う。

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2011.07.14 Thu l メディアリテラシー l top
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