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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004266047.shtml

正平調
2011/07/13
4月から9月までは肉を食べてはならない。天武天皇がこんな勅命を出したのは7世紀後半、飛鳥時代のことだ。「違反すれば罰する」という厳しいお達しである◆この肉食禁止令は日本書紀に記録されている。禁止されたのは牛、馬、犬、猿、鶏の5種類の肉だった。それ以外は「禁止の限りではない」とされ、鹿やイノシシなどは食べることができたようだ◆なぜ、天皇がこんな命令を下したのか。仏教の影響で殺生を戒めたという見方がある。農耕期は牛や馬を大切に扱えと呼びかけた。そんな説もある。いずれにせよ、古代人は貴重な動物の肉をかみしめて味わったことだろう◆このところ、牛肉をめぐる動きが騒々しい。焼き肉店が出した生肉料理ユッケで、集団食中毒事件が発生した。厚生労働省が対策を検討したら、生レバーによる食中毒の危険性があらためて浮上した。そして、原発事故で放出された放射性セシウムによる汚染である◆食べるなと言われれば、食べたくなる。食い道楽の心理はへそ曲がりで、ややこしい。消費者が心すべきは、自分たちで危機を回避する行動ではないか。放射性物質の場合、特に子どもや妊婦への影響が心配だ◆モンゴルなどの遊牧民は天に祈りをささげ、家畜を自らさばいて食べる。命をいただくことへの感謝を、私たちは忘れていなかったか。一連の食肉不安が、エネルギーや資源の浪費と飽食への戒めにも思える。

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2011.07.13 Wed l メディアリテラシー l top
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