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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110713ax

北斗星(7月13日付)
 パリの明るくて均整の取れた街並みをつくり上げたのは、19世紀半ばにセーヌ県知事を務めたオスマン男爵だった。中世の暗い雰囲気を一掃し、近代都市に生まれ変わらせた

▼曲がりくねる道を真っすぐにして要所に広場を配し、道幅に応じて建物の高さを決めた。皇帝の権力を背景にしてはいたが、パリジャン・オスマンの街に注ぐ愛情が「作品としてのパリ」を実現させたという(宝木範義「パリ物語」)

▼現代日本の知事たちも、思いの強さでは負けていない。きのう秋田市で始まった全国知事会議は、大震災後の進むべき道で論議が白熱した。滋賀県の嘉田由紀子知事と山形県の吉村美栄子知事が共同提案した「卒原発」アピールに引きつけられた

▼太陽光や風力、地熱など、まだよちよち歩きの再生可能エネルギーを5年10年かけて各地で育て上げ、原発への依存度をだんだんに減らし、いずれはやめよう。2人の知事は、これを「原発からの卒業」と表現した

▼滋賀県の琵琶湖は近畿1400万人に水道水を供給している。その琵琶湖から、福井県若狭湾の原発集中地帯までは30キロ足らず。「琵琶湖をお預かりしている立場だけに、万一のことがあってはいけない」と嘉田知事は危機感を持つ

▼集中から分散へ、というのは時代の流れ。そして原発は集中時代の遺物ともいわれる。「原発からの脱却」は、中央政府の政治家たちの口ではなく、自分の土地を愛し、分権を担う知事の口から発せられてこそ説得力を持つ。

(2011/07/13 09:20 更新)
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2011.07.13 Wed l メディアリテラシー l top
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