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 「はっ」とさせられ、その後「そうなのだろう」と納得する受け答えだった。延長戦の末、王者ドイツを破り、ベスト4に駒を進めたサッカー女子ワールドカップ日本代表。アルビレックス新潟レディースから代表に選ばれ、120分を走り抜いて勝利に貢献した阪口夢穂(みずほ)選手のインタビューだ
▼「なぜ、頑張れたのか」という質問に阪口選手は「日本で応援してくれている大勢の人の…」と言いかけて、「いえ、そんなことは考えていませんでした。後ろからの声、チームの仲間の声に励まされたから」ときっぱりと言いきった
▼東日本大震災の後、スポーツ選手の口から、「私たちが頑張ることが日本の元気につながってほしい」「勝利の喜びを被災地に届けたい」-という言葉を聞くことが増えた。確かに、選手たちの被災地に向ける熱い思いが伝わってくる。日の丸を背負う選手の言葉であればなおさら一言が持つ力は大きい。メディアもそういうコメントを取り上げる
▼しかし、阪口選手はそんな答えをあえて封じた。走り、倒れ、それでも立ち上がり続けた死闘の直後だったからこその本音だろう。動かなくなりそうな脚を一歩前へ進めさせるのは、「チームの脚であり、みんなの一歩だ」という強い思いに違いない
▼大震災からの復興という長い闘いに、建前は要らない。わが国のリーダーに、国民が発する「後ろからの声」が聞こえているか。チーム内に信頼感はあるか。なりふり構わず相手にぶつかり、汗まみれとなった「なでしこ」が頼もしく、輝いて見えた。
新潟日報2011年7月12日
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