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7月10日(日)(7/10 07:18)

 <咳をしても一人>と無常を追い求めた尾崎方哉、全国各地に旅を重ね<分け入つても分け入つても青い山>とうたった種田山頭火。温かな暮らしも家族も放って、乞食(こつじき)の生活を選び取った俳人2人

▼青春の真っただ中に戦争に駆り出された歌人山崎方代は戦後を放浪に任せ、<砲弾の破片のうずくこめかみに土瓶の尻をのせて冷せり>とも<汚れたるヴィヨン詩集をふところに夜の浮浪の群に入りゆく>とも身を追いやっている

▼後の論評も加わって、特異な生きざまには胸をかきたてられもする。むしろ人生はいろいろだと教えられるが、日常を捨て去った彼らと違って、不安定な社会にどっぷりとつかる身はこのままの流れに任せていれば良いのだろうか

▼被災者たちは自らを鼓舞してやまないものの、頑張れとただ声掛けするだけでは状況は変わらない。互いに依存体質から抜け出して社会に善政をもたらす怒りも必要だと話すのは応援ボランティアツアー仕掛け人の一人、米国出身で日本に帰化した山形在住の旅行社経営者

▼ハンバーガー文化と違って、一品一品に心を添えてその土地ならではの暮らしをつくり上げる文化にほれこんだ彼の人生。留学生活からサラリーマン、そして夫人の在所の家業を継いだものの不況で転職、大震災にも見舞われた。だが、土地に生きる人々の微妙な心のありようを捉えてひた走る

▼もちやの禅問答でもないが、人生は死生一如(いちによ)とひとくくりできないものがある。めぐり合いの中でそれぞれ荷を背負い、それぞれの生を全うしていく。そんなことどもも大震災はあらためて考えさせてくれる。<月は一つ誰彼となく降りそそぐ思いの丈をやすらぎもさせ 落美>

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2011.07.10 Sun l メディアリテラシー l top
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