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http://www.at-s.com/news/detail/100043059.html

7月6日(水)(7/ 6 07:14)

 復興対策担当とは思えない被災地での暴言が元で松本龍復興相が辞任した。閣僚にふさわしくない品性下劣な人物を任命した菅直人首相の責任も問われて当然だろう。菅内閣はもはや末期的症状を呈してきた

▼今から57年前の第5次吉田茂内閣の末路を想起する。政界は造船疑獄などで揺れていた。鳩山由紀夫前首相の祖父鳩山一郎氏が日本民主党を結成して対抗。自由党の吉田首相は解散による中央突破を図ったが民心は離れ、側近の忠告で内閣を投げ出すことに

▼似ているのは、その年も社会全体に放射能禍による不安が広がっていたことだ。米国の核実験によるビキニ事件で第五福竜丸をはじめ多数の被ばく漁船が判明し、放射能雨、農水産物の汚染、風評被害なども全国に広がった。福島第1原発事故が引き起こした事態と酷似している

▼水産庁は当時、科学者の協力を得て海洋の放射能調査をした。その結果、実験場のビキニ環礁から2千キロ離れた海域でも、海水や生物の汚染が確認された。放射能は海水に薄められ検出されないという大方の予想を覆したのだ

▼のちに日本の放射線計測学の第一人者となる岡野眞治さんも調査に同行していた。「簡単に希釈せず、流れに沿ってかなり遠くまで同じ濃度だった」と深刻な海洋汚染を振り返る。都立第五福竜丸展示館ニュース「福竜丸だより」最新号で語っている。84歳になった今も、福島第1原発周辺に出掛けては放射線を測定し続けている

▼潮の流れや魚の移動する海は毎日測定する必要があると岡野さんは説く。「日本も原子力の危険性を認めて、真剣に取り組むべきだ」。被災者のために働く老科学者の誠実を政治家も少しは見習わないと。

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2011.07.06 Wed l メディアリテラシー l top
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