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正平調
2011/07/06
神話の世界に住む竜は、どこまでも高く天に昇る生き物だという。長い体をくねらせて雲の間を駆ける姿は、寺院の天井画などに描かれてきた◆だが、「亢竜(こうりゅう)、悔(くい)あり」という中国の故事成語が教えるように、あまり高く昇りすぎても問題がある。退くことを忘れて高慢な言動に及ぶからだ。謙虚な気持ちを忘れたら必ず後悔するという意味の言葉である◆この竜も高く昇りすぎて、気持ちまで舞い上がってしまったのだろうか。復興担当相の松本龍氏がわずか9日で辞任した。岩手、宮城両県の知事に対する言葉遣いは荒く、まるでどう喝だった。この人は被災地に一体、何をしに行ったのだろう◆「被災者の心を痛めた」と反省を口にする。しかし、辞める理由は「個人的な都合」と言葉を濁す。岩手でサッカーボールを蹴って見せたが、「キックオフして3日でノーサイド」とも。言葉が軽くて、薄い。こんなに簡単に辞めるのなら、いま最も重要とされるポストをなぜ、引き受けたのだろう◆放言や暴言、失言で大臣が交代する。自民党時代と変わらない醜態が、民主党政権でも繰り返される。菅首相自身、与野党による退陣包囲網に窒息寸前だ。政治の全てが手詰まり状態に見える◆こんな時期の積み木崩しを、国民の誰が望んだというのか。主権者不在の混乱を悔やむ思いが、どうも龍さんはじめ政治家には見られない。天上の竜もあきれているのではないか。

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