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 宮城県の気仙沼港に活気が戻ってきた。カツオの水揚げ日本一を誇った港で、震災後初めてカツオの水揚げと入札が行われたのだから当然だ。市場には3カ月半ぶりに漁師や市場関係者の声が響き、本格復興に向けて意気が上がる
▼先日、新潟をはじめ全国から集まった学生ボランティアとともに気仙沼を訪れ、片付けを手伝った。市中心部から車で30分。鮪立(しびたち)集落に入る峠道に「三陸地方鰹一本釣り発祥の地」の石碑が立っていた。江戸末期、紀州の漁師を招き入れ、一本釣りの漁法をこの地に定着させたとある
▼その誇りを今に伝える小さな漁村も、津波の苛酷な被害を受けた。入り江を囲んで点在する200戸の半数以上が被災した。住民の多くは声を掛け合って裏山に避難したが、8人が亡くなった。港には何隻もの漁船が沈んだままだ
▼中心部から離れているためか、電気や水道の復旧には2カ月以上かかった。がれきも、ほとんど手つかずだ。震災直後のような、むきだしの惨状に誰もが息をのんだ
▼雨の中、泥だらけになって作業した後の昼食は持参した非常食だ。土地のおばちゃんたちが気遣い、野菜や漬物などを差し入れてくれた。「今は、こんなもんしか出せないけど、来年必ずおいで。カキでもアワビでも好きなだけ食べさせるから」
▼表情は明るい。若いエネルギーが、捕れたてのカツオのように彼女たちを元気づけたのだろうか。かじりついたトマトの冷たさが胸にしみる。「来年」といわず、またすぐに駆け付けたいと多くのボランティアが思っている。
新潟日報2011年7月1日
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2011.07.01 Fri l メディアリテラシー l top
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