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7月1日(金)(7/ 1 07:27)

 今でこそ代表的な高級魚の地位を占めるマグロも、昔は高貴な人に勧めるものではなかったらしい。世界大百科事典によれば、江戸時代前期の古今料理集には「下魚也、賞翫[しょうがん]に用いず」とあり、トロは脂肪を嫌う日本人が顧みるものではなかったという

▼そのトロが今や最高級のすし種である。スズキやブリなど成長に応じて名前の変わる魚を出世魚と言うが、時代を超えて食通の支持を増やし、下魚から高級魚へと“変身”したマグロこそ出世魚と呼ぶにふさわしいかもしれない

▼そのマグロの消費量日本一は静岡県である「生産と消費で見る日本 調べる!47都道府県」(同友館)。清水港など全国有数のマグロ水揚げ港がある静岡は漁獲量も日本一だ。それだけ新鮮なマグロが豊富に出回っているということだろう。しゃりを覆い尽くすような大トロをよく口にする人が多いというわけでもあるまい

▼本県に次いでマグロの漁獲量が多いのは宮城県だが、東日本大震災の津波で多くの大型漁船が陸に打ち上げられ、損傷した。マグロの水揚げを通して、三陸沿岸の漁港と縁の深い清水港の造船所が漁船の修理で全面協力し、被災地の漁業再生を支援している

▼修理を終え、南太平洋の漁場に向かった宮城県気仙沼港の漁船経営者は感謝の言葉とともに「私たちは魚を捕るしかないですから」と言った。海に戻った漁師の意気込みがにじむ。大漁を期待したい。被災地を勇気づけるだろう

▼先日は福島県いわき市沖でカツオを捕った沼津市の漁船が気仙沼港に入港した。気仙沼港にとって震災後初の水揚げで港は大いに活気づいたことだろう。海の男たちの強い絆は三陸復興への道しるべになるに違いない。



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2011.07.01 Fri l メディアリテラシー l top
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