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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004228131.shtml

正平調
2011/07/01
きのうに続いてイソップの寓話(ぐうわ)を紹介する。池が干上がったので、2匹のカエルが安住の地を探して歩いた。井戸をのぞくと、底にまだ水がある。1匹が思わず飛び込もうと身構えた◆だが結局、このカエルは思いとどまる。もう1匹が冷静にこう諭したからだ。「もし井戸が干上がったら、どうやって上がるのか」。後先をよく考えずに行動すれば、とんでもないことになる。そんな教訓を伝える話である◆では、この話はどうだろう。原子力を十分に活用するには、大消費地の東京に原発を置けばいい。エネルギー効率を考えればその方がロスが少なく、廃熱も地域冷暖房などに活用できる◆悪い冗談に聞こえるが、東京都の石原慎太郎知事が口にしてきたアイデアだ。原発に批判的な作家の広瀬隆さんも「東京に原発を!」という本を書いている。便利な都市部にあるに越したことはない。しかし、災害や事故に耐えられるか、逆に不安が募る◆関西電力が株主総会で「原子力の比率をさらに高める」と明言した。原発への依存率は今でも5割もある。その関電が中長期計画でうたうように、いずれ新設や古い原発の再立地が課題になるだろう。そうなれば福井だけで引き受けられるか◆兵庫にも原発を。そうした話が現実味を帯びてくるかもしれない。受け入れる覚悟はあるか。電力に頼る私たちも、イソップのカエル以上に話の後先をよくよく考える必要がある。

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