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正平調
2011/06/30
「アリとキリギリス」というイソップの寓話(ぐうわ)はよく知られている。アリは夏の間、せっせと食べ物を蓄えた。キリギリスは毎日歌ってばかりいたので、冬になって食べ物がなくなり、分けてほしいとアリに懇願する◆何事も備えが大切という戒めだ。この話は、日本にも宣教師によって伝えられた。ただ、そのときは「アリとセミ」だった。ギリシャからアルプスの北に話が伝わった際、セミがキリギリスに変わったそうだが、日本の夏が舞台だとセミの方が似合う気がする◆セミの鳴き声が響くにはまだ早い。この猛暑では、働き者のアリたちも日陰に身を潜めていることだろう。俳句でも炎天下の暑さを「炎暑」という。人間も炎暑を避け、屋内で涼みたい気持ちになる◆今年は節電が叫ばれ、関西電力は家庭にも15%の節約を求めている。省資源や省エネが大切なのは言うまでもない。しかし連日、熱中症でお年寄りが倒れる。節電で冷房を我慢しているのなら、それだけはやめてと言いたい◆資源エネルギー庁によると、家庭の電力需要が高まるのは家族が帰宅する夕方以降の時間帯だ。真昼のピークを押し上げているのは経済産業活動で、家庭の影響はさほどない。電力危機の回避には、家庭以外を抑制した方が有効といえる◆セミばかりか、まじめなアリまでが倒れては元も子もない。節電は一律でなく、社会の電力消費のツボをきめ細かく押さえた方がよい。

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2011.06.30 Thu l メディアリテラシー l top
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