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【編集日記】(6月30日付)

 「水無月(みなづき)の夏越(なごし)の祓(はら)いする人は千歳の命延ぶというなり」。これは、平安時代に編まれたとされる拾遺和歌集に「詠み人知らず」で収録されている歌▼夏越の祓(はらえ)とは、6月と12月のみそかに行われる「大祓」のうちの6月の方を指す。万民が半年間に犯した罪や過ち、けがれを清める神事で、大祓それ自体は古事記にも記されているように起源はかなりさかのぼる▼夏越の大祓では、境内に作られた大きな茅(ち)の輪をくぐり病魔から逃れることを祈願する行事も繰り広げられる。人知の及ばないことはまだまだあり、それらへの畏怖の念がこういう形で伝わっているようだ▼神様にすがれば難事が解決したり、魔の手から守られるならそれに越したことはないが、現実はそうたやすくない。千年に一度の大津波に襲われ多数の犠牲者を出したのは「信心が足りなかった」だけでは済まされない▼原発を抜き差しならない事態にしたのも、過去の災害の実例から目を背け、事前の備えを怠った結果とされる。特にこちらは人知で防げた可能性が高く、神様からは「面倒見切れない」と言われてしまうか▼夏越の大祓のきょう、本県をはじめ全国の神社では大震災、原発事故という大きな厄をはらうための神事が行われるだろう。きれいに清められ、安らかな時が一日も早く訪れることを願わずにはいられない。
 
  福島民友新聞
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2011.06.30 Thu l メディアリテラシー l top
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