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 「あっ、ちょっと待ってください」。先日亡くなったピーター・フォークさん演じる「刑事コロンボ」は、帰り際に切り出す得意のせりふの先に、事件の真相に迫るキーポイントがあり、ドラマで最大のヤマ場となった
▼コロンボと同じせりふが、全く異なる状況で使われることがある。当方、50歳を過ぎ、さまざまな能力が低下しているらしい。相手の話にメモがついていかない。書ききらないうちに話が進む。とても覚えていられない。つい口を突いてしまうのだ。「ちょっと待ってください」
▼これを繰り返すうちに、話の勢いや面白さが失われる。慌てて書きなぐったノートはミミズの行列みたいで、判読に苦しむ。かくして、このところお世話になりっぱなしなのが録音機である
▼取材後に再生すると、どうにも耳障りな声が交じっている。質問したり相づちを打ったりする自分の声だ。耳になじんだ響きがなく、何とも別人のようだ。もう少しまともかと思っていたが…。耳をふさぎたくなってしまう
▼わが国会議員はどうなのだろう。新聞やテレビで報道される自身の振る舞いを見聞きして、目や耳をふさぎたくならないのだろうか。震災復興のために、一刻も早い政策実行が求められている時に、相も変わらぬ政治ゲームだ。27日夜の菅直人首相の会見も力がなかった
▼「永田町事件簿」には未解決案件が多すぎる。国民の切実な声を感じ取るコロンボ並みの洞察力を期待するのは無理かもしれぬが、これ以上、政治の世界に「ちょっと待ってください」は許されない。
新潟日報2011年6月29日
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2011.06.29 Wed l メディアリテラシー l top
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