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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004220512.shtml

正平調
2011/06/29
小林一茶に悲しみあふれる一文がある。初めての子が1歳の誕生日を迎えて間もなく、はやり病で亡くなった。俳人は「蕣(あさがお)の花と共に、此(この)世をしぼみぬ」とつづった◆幼子の命の花がしぼんでしまった。「露の世は露の世ながらさりながら」。はかない世の中、はかない命。そうなのだろうが、さりながら、子に先立たれた親はやりきれない。一茶はつぶやくように句を詠んだ◆「人の命は本当にはかないものだと思いました」。記者会見で、大学生の息子を亡くした父親が涙声で訴えた。神戸学院大学のクラブ合宿で飲めない酒を大量に飲み、意識を失って亡くなった。誰も刑事責任を問われなかったため、真実を知るには民事裁判に訴えるしかなかった◆酒を飲むよう強要するアルコールハラスメントがあったのか。神戸地裁の判断は「強要はあった」だった。地裁は和解を勧告し、被告側の大学や学生らもこれを受け入れた◆法廷で、合宿の宴会の一部始終を記録した映像が出てきた。ハラスメントをとらえた動かぬ証拠である。さりながら、両親はどんな気持ちで、酔いつぶされるわが子の姿を見つめただろうか。つらい思いを重ねた末の和解が、せめて気持ちの区切りになればと願う◆裁判所の認定を受けて、対策に取り組むNPO法人は「神戸学院大には全国の範となる防止策を期待する。私たちも手伝いたい」と語った。大学側の行動が待たれる。

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