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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m06/fudo110629.htm

風 土 計

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2011.6.29

 敬意と尊敬は似て非なるものだ。立場に敬意は払っても、立場で尊敬されるわけではない。菅直人首相は、おざなりの敬意すら失ったように見える

▼せいぜい残るのは自尊心。退陣を表明した後の人事には、そんな首相と、そんな首相にすり寄る人、先の見えた「立場」からそそくさと遠ざかる人の姿ばかりが目立つ。和が求められる時に参院自民からの引き抜きは、まるでけんか腰だ

▼「あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの」という菅夫人の著書が話題になったものだ。確かに菅首相になって変わった。大震災は日本の表情を一変させただけでなく、長い年月をかけて進んだ政治の劣化を浮き彫りにした

▼その象徴としての存在感が、今の菅首相の「立場」だ。権威と威厳も、似て非なるもの。首相には絶大な権威が与えられている。それを威厳と取り違えるような人物に「立場」を与えることのおぞましさを、今回は嫌になるほど痛感する

▼こんな折に「平泉の文化遺産」の世界遺産登録が決まったことに、菅首相は因縁を感じ取るべきだろう。万民、万物平等の極楽浄土を現世に築いた精神の血脈は、被災してなお東北人に受け継がれている

▼今月初めの民主党代議士会で、菅首相は辞任後のお遍路再開を口にしたという。今すぐに、東北でこうべを垂れたらどうか。

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