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 俳優で元参議院議員の中村敦夫さんが、孤島に放したヤギを例えに「モノには限度がある」ことを説いている。同志社大学大学院で講義した内容をまとめた「簡素なる国」(講談社)の論旨は明快だ
▼ヤギはどんどん繁殖し、草を食べ尽くして絶滅する。人間は農業と工業を手に入れたが、資源もエネルギーも限界があるから、富の膨張に頼る経済理論は見直しが必要だ-
▼民主党の前原誠司前外相が26日、神戸市内の講演で「急に『脱原発』となれば日本でものづくりはできなくなり、働く場所もなくなる」と述べた。さすがに政治家というべきか。「急に」という言葉を忘れなかった。緩やかな脱原発なら検討の余地ありということか、再稼働への地ならしか
▼確かに、ものづくりは欠かせない。が、どんなものをどれくらい生産すれば十分なのか、あらためて考える必要がある。これまで通りの大量生産、大量廃棄を続けるわけにはいかない
▼小笠原諸島が世界自然遺産に登録された。対象面積は周辺の海域を含めても約80平方キロメートルで、佐渡島の10分の1以下である。この小さな島から学ぶべきことは、調和の取れた生態系という大きな価値だ。一つの種だけが突出して繁栄をむさぼるような愚を犯さなかった
▼1970年代に中村さんが主演したテレビの人気時代劇「木枯し紋次郎」の決めぜりふを覚えている方も多いだろう。「あっしには関わりのねえこって」。人類が、孤島で絶えるヤギにならないための国造りである。「あっしにも関わりのあるこって」といきたい。
新潟日報2011年6月28日
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2011.06.28 Tue l メディアリテラシー l top
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