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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m06/fudo110626.htm

風 土 計

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2011.6.26

 県民が待望した平泉文化の世界遺産登録が現実になった。東北全体に元気を与えてくれる朗報を心から歓迎したい

▼今日の平泉を語るうえで忘れてはならない人に、盛岡市生まれで東大名誉教授の故藤島亥治郎博士がいる。1954年から「平泉遺跡調査会」を組織して毛越寺や中尊寺、観自在王院跡などの遺跡発掘調査や史跡整備を陣頭指揮

▼各界の最高権威を集めて62年にスタートした国宝・金色堂の解体保存修理委員会でも委員長に就任。6年の歳月を経て金色堂の輝きをよみがえらせる世紀の大修理を成し遂げ、落慶法要が行われた68年、平泉名誉町民に推された

▼だが、大問題が持ち上がる。北上川の一関遊水地・バイパス計画だ。緊急発掘調査で重要な発見が相次いだ柳之御所遺跡が、計画通りに工事が進められるとバイパスの下に埋もれてしまう事態になった

▼盛り上がる反対運動の中で藤島博士は言った。「これで、何もしないでいたら不名誉町民になる」。世論の後押しで遺跡は守られた。この辺りのいきさつは佐々木邦世・中尊寺仏教文化研究所長の著「平泉の文化遺産を語る」(大正大学出版会)に詳しい

▼今回の世界登録で柳之御所は残念ながら構成資産からもれた。平泉文化の価値を誰よりも知る藤島博士は、世界遺産委員会の今回の判断をどう評価しただろう。


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