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【編集日記】(6月26日付)

 やろうと思っていろいろ構想を練っても、実際には実現しなかったり失敗してしまうことを「画餅(がべい)に帰す」という。一般的な表現は「絵に描いた餅」▼そもそもは「『三国志』魏志・盧毓(ろいく)伝」に出てくる。魏の文帝が、有名でも虚名を博した人物を任命してはならぬとして「名は地に画(えが)きて餅を作るが如(ごと)し。啖(くら)うべからざるなり」と言ったという(旺文社「成語林」)▼事をなそうとするとき、誰であれ最初から「画餅」のままでいい、とは思わないだろう。考え抜いた計画をなんとか本物にしたいと努力するのが普通であり、そのためにはさらに精進することが必要になってくる▼それは立法に当てはめることもでき、法律はつくるだけではなく現実の社会に当てはめてこそ生きる。東日本大震災と福島第1原発事故に見舞われた地域の復興策を法的に裏付ける復興基本法が過日、成立した▼既存の規制を取り払い地域の創意工夫を生かす特区、関東大震災での帝都復興院に擬せられる復興庁の創設、そして財源を確保するための復興債発行と、一大事業に取り組むにふさわしい内容となったのは確かなよう▼ただ肝心なのは、この法律に基づいてどんな具体策を政府が展開していくか、だ。臼と杵(きね)で丁寧についた餅は雑煮やらあんこやら、どんな味付けをしてもおいしい。絵に描くだけでは満腹にならない。
 
  福島民友新聞
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2011.06.26 Sun l メディアリテラシー l top
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