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http://www.at-s.com/news/detail/100040113.html

6月25日(土)(6/25 07:39)

 九州最高峰などの山岳景観が雄大な世界自然遺産の屋久島(鹿児島県)は「洋上のアルプス」と呼ばれる。昨秋訪れ、標高1000〜1300メートルの場所にある自然休養林のヤクスギランドを歩いた。湿気をたっぷり含んだ森はどこまでも清浄だった

▼深い緑色の、こけむした地表や倒木は悠久の昔から変わることなく続く大自然の営みそのものだ。ただ、それは壊れもののような自然でもあろう。分け入るには、よほど自制しなければ、と思わせる自然である。その屋久島で、縄文杉などを訪れる観光客の人数や期間を制限する条例案が町議会で否決された

▼観光産業への影響を懸念する声が高まり、全会一致の否決になったらしい。屋久島は1993年の自然遺産登録以降、観光客が急増し、登山道脇の植物が踏み荒らされ、山のトイレのし尿処理は追いつかないという。環境への負荷は深刻だということだろう

▼「東洋のガラパゴス」とも呼ばれ、希少種の宝庫となっている小笠原諸島(東京都)の世界自然遺産登録が決まった。絶滅の恐れがある動植物約60種が存在し、固有種のオガサワラオオコウモリは開発の影響などで推定300匹以下まで減った

▼日本では「知床」(北海道)以来6年ぶり4件目の自然遺産。世界の“オガサワラ”として認められたことは素晴らしいが、それだけ生態系を維持する責任も重くなる。小笠原では住民らが協力して野ヤギ駆除を実施した実績も評価されたようだ

▼まずは、そこに住む人々が貴重な自然の価値を認め、保全活動に向けて足並みをそろえる。小笠原や屋久島に限らない。自然を畏れ一歩も二歩も引いた姿勢で分け入る。自然と付き合うには大事なことだろう。

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2011.06.25 Sat l メディアリテラシー l top
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