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正平調
2011/06/25
音を絵で表現すればどうなるのか。特にその音が、とりとめのない響きであれば‐。禅問答のような問いを生真面目に探究したのが、「抽象絵画の創始者」と言われるロシア生まれの画家、ヴァシリー・カンディンスキー(1866~1944年)である◆兵庫県立美術館で26日まで開催されている「カンディンスキーと青騎士」展で「印象3(コンサート)」という作品を見た。右半分が黄色く塗られ、左半分には黒や赤、白、青などの色がひしめく。静けさと騒がしさが同居する不思議な絵だ◆具体的な何かを描いたわけではない。オーストリアの音楽家、シェーンベルクの曲の印象を絵にしたという。耳で聞いた感覚を絵筆に託す。そのためか、はっきりした形がない◆シェーンベルクは「無調音楽」の作曲家だ。多くの音楽が持つ喜怒哀楽の感情がない。宇宙から響くような音の世界が、「純粋な魂の体験」を追い求めた画家の琴線を震わせたのか◆私たちは見たり聞いたりして、何かを感じる。「画家は感動の容器」と語ったのはピカソだった。絵の前で「これは何?」と問うことなく、画家の心を素直に感じ取ればいいのかもしれない◆根は前向きの性格なのだろう。色彩があふれるカンディンスキーの絵には、光も感じる。見ているうちに心が洗われる。被災地にも必ず明るい光は差す。その思いを送り届け、人々の心をいろんな色でいっぱいに満たしたい。

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2011.06.25 Sat l メディアリテラシー l top
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