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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110624_01.htm

河北春秋 「潮湯治」と呼ばれ、海水浴が健康維持に効果があることは、昔から広く知られていた。フランスには「タラソテラピー」(海水療法)という言葉もある▼原始的な生命が誕生したのは38億年前、海の中でのこと。その時の記憶が体に残っているのかもしれない。母親の胎内にある羊水と海水に含まれるミネラル成分はよく似ているそうだ

 ▼奥州市出身で、後に内務大臣などを務めた後藤新平は1881年、愛知県病院長だった時に『海水効用論』を著し、同県常滑市に治療目的の海水浴場を開いた。浴衣姿で海水に漬かるだけ。泳いだりはしない▼7年後には、東北で初めて宮城県七ケ浜町の菖蒲田浜にお目見えした。毎年、数万人が押し寄せ、芋を洗うような混雑となる現代からは想像もできないが、湯治客が神妙に漬かる静かな浜辺だったようだ

 ▼岩手、宮城、福島3県のほぼ全ての海水浴場が今シーズンの営業を断念する。砂浜にがれきが残っていたり、避難経路が未整備だったり、海水浴客の安全が確保できないためだ。護岸が壊れたままの浜もある▼生命の源であるはずの海だが、いっとき怒り狂い多くを奪った。大津波の記憶は生々しく、まだ浜辺に近寄ることがはばかられる。だが、海という字の中には「母」がいる。母なる海との和解をいつの日か。

2011年06月24日金曜日
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