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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m06/fudo110624.htm

風 土 計

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2011.6.24

 手元に2冊の本がある。書名はいずれも「高田松原ものがたり」。ただし、新しい版には「消えた高田松原」の副題がついている

▼陸前高田市の出版業、佐々木松男さんが22日に東京で開かれた海岸林シンポジウムに合わせて刊行した。「七万本の松たちは、根元からなぎ倒されたり折れたりして、一気に消えてしまったのです」。高田松原追悼の本でもある

▼佐々木さんは「高田松原を守る会」の幹事としてシンポジウムで報告した。「子どものころにチリ地震津波から町を守ってくれた松は、津波と戦っているように見えた。でも今回の津波にはひとたまりもなかった」

▼佐々木さんは市役所に逃げて助かったが、妻を失った。家も会社も流失し、避難所で本の編集作業を続けた。幸い、4年前の旧版のデータが従業員のところに残っていた。つらく悲しい写真や文章を新たに加えて、この大災害の記録をとどめた

▼佐々木さんら市民の希望は、明治から4回の大津波に耐えて残った「一本松」。塩害によるダメージが心配されているが、接ぎ木に成功した。「再生に大きな励み。ぜひ、私たちの手で松林を取り戻したい」と報告を結んだ

▼市民に愛された白砂青松の景観を再び見たい。そのときに3冊目の本を出そう。「よみがえった高田松原」の副題をつけて。

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2011.06.24 Fri l メディアリテラシー l top
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