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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m06/fudo110620.htm

風 土 計

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2011.6.20

 東日本大震災の被災地には地震の直後、防災無線で、街を走り回って住民に高台への避難を呼び掛け続けた多くの「五兵衛」がいた

▼五兵衛とは、現在の和歌山県広川町を舞台とした「稲むらの火」の主人公。1854年の安政南海地震の直後、津波襲来を知らせるため、刈り取ったばかりの稲むらに火を放ち、村人たちを高台へと導いた。素早い判断と行動が多くの村人を津波から救ったという物語だ

▼主人公は実在する同町出身の浜口梧陵がモデル。小泉八雲が梧陵の逸話をヒントに書き上げたものだが、1896(明治29)年6月15日、三陸地域を襲った大津波で約2万2千人が犠牲者になったことを知り、三陸大津波に梧陵の活躍を重ね合わせたとされる

▼物語は八雲の作品に感銘を受けた教師が子どもにも分かるように翻訳したもので、戦前から戦後にかけて小学校の国語の教科書に使われた。優れた津波防災教育の教材として、本年度から再び小学校の教科書に採用されている

▼八雲の作品名は「A Living God」。「生き神様」などと訳されている。「稲むらの火」の故事にちなみ、安政南海地震があった11月5日(旧暦)を「津波防災の日」に定めるという

▼明治三陸大津波から今年で115年。八雲が大震災の惨状を知れば、どんな物語を書き残しただろう。

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