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 【編集日記】(6月20日付)

 「おれの心はトタンの屋根よ かわらないのを見てほしい」。求婚の都々逸(どどいつ)だ。落語家一門を描き、映画化もされた故中島らもさんの短編集「寝ずの番」に登場する▼亡くなった師匠の女房(姉さん)の通夜で、弟子たちが思い出を語り合う場面。一番の人気芸妓(げいこ)だった姉さんはなぜ師匠と結婚したのか。三味線を弾きながらうれしそうに唄(うた)っていた師匠からの都々逸が答え。「瓦ない」と「変わらない」をかけ、女心を射止めた▼被災家屋の瓦の修理が進まない。ブルーシートをかけられたままの家屋が痛々しい。瓦の供給が間に合わないそうだが、早く手当てができないものか。こちらの「瓦ない」は全国への救援の訴え▼東京電力は原発事故の警戒区域の富岡町で、屋根にブルーシートをかぶせる取り組みを開始した。ただ、同町だけでの試験的な取り組みとあっては、他の市町村から「公平に対処してほしい」との声が上がるのは当然▼これから梅雨、台風の季節を迎える。瓦が落ちた家の避難住民は、家が水浸しになる心痛にさいなまれていよう。平等に対処する知恵が絞れないか▼瓦を使った言葉に「瓦解(がかい)」がある。広辞苑には「一部の崩れから全体が崩れること」とあるが、これ以上の家屋の損壊など許されない。被災者の心を和らげることは、本物の瓦でなくてもブルーシートでできる。
 
  福島民友新聞
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2011.06.20 Mon l メディアリテラシー l top
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