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 【編集日記】(6月14日付)

 カエルを容器の中に入れ、中の水の温度をゆっくりと上げていくと、カエルは熱くなることに気付かない▼と言っても科学的な裏付けは何もないそうだ。西洋の警句の一つという。急激な変化には気付くことができてもゆっくりと進行するものに対しては危機と認識することができない。環境の変化に対応できないことを戒めるときに用いられる▼地震や津波、東京電力福島第1原発の事故で多くの人たちが住み慣れた土地から避難を強いられている。発生から3カ月も過ぎたのに被災者の生活支援に向けた対策はなかなか進まない▼自然の猛威や人災の疑いが強い原子炉事故という魔の手からかろうじて逃げ延びることができても、次から次へと新たな困難が被災者たちを待ち受けている。このままではこれからの暮らしの設計図すら描けない▼国民がいち早く苦境から抜け出せるようにするのは政治の務めのはず。だが、与野党とも被災者を忘れたかのように政争にかまけている。当面の危機を救うどころか結果的に新たな窮地に追いやってしまっている▼カエルには申し訳ないがこんな例えもある。空腹のカエルの周りに眠らせたハエをたくさん入れても動かずに羽音もたてないので気付かない(「錯視芸術」創元社)。国の危機を招いているのは自分たちだ、と政治家は気付かなければならない。
 
  福島民友新聞
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2011.06.14 Tue l メディアリテラシー l top
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