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 今月初め、歌手の吉川晃司さんが「事実婚」に終止符を打って結婚した。東日本大震災でのボランティア活動を機に家族の絆を考えるようになり、婚姻届を出したという。女優の夏木マリさんのケースも同様だった
▼芸能人に刺激されたわけでもないだろうが、「震災婚」という言葉まで登場した。婚約指輪が売れ、結婚相談所に入会する人が増えているという。余震はやまず、福島第1原発事故は収束に時間が掛かりそうだ
▼「誰かと寄り添って不安を軽くしたい」。そんな心理が働くのも無理はない。危機的状況に陥るとパートナーとの距離が縮まると、よくいわれる。阪神大震災や米国の「9・11」の時にも結婚ブームがささやかれた
▼その一方で「震災離婚」も注目を集めているというから複雑な気持ちになる。「放射能が心配」と妻が子を連れて実家に戻り、帰って来ない。頼りにならない配偶者に失望した―。本当に一緒にいたい人は誰なのか。災害を機に、そうしたことをあらためて考える人が増えているのかもしれない
▼「家族や友人の大切さが分かった」といった声もよく聞く。近所のおばあさんは「東京の息子が心配して電話をくれるようになった」と笑顔を見せた。首都圏を離れUターンを決めた人、疎遠だったお隣さんとの付き合いを始めた人もいる。小さな、でも温かなドラマが身の周りで起きている
▼「あの震災の時は本当に大変だったけど、一緒に頑張ってやってこられたね」。何年後か、肩を寄せ合いながら、そんな思い出話をできる日が来るといい。
新潟日報2011年6月12日
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