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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20110612ax

北斗星(6月12日付)
 重いテーマに正面から向き合うのはつらい。筋道を立てて何度も考えを巡らせても容易に答えが出ないことが多い。つまりはどう進むべきなのか。いつもそれが問われる

▼「核」は日本人にとってとりわけ重い課題だ。広島、長崎の悲劇を決して忘れてはならない。世界で唯一の被爆国としてその恐ろしさを世界に広く伝えていくことが重要だ。核兵器のない社会の実現に向けた歩みは、迷うことなく前へ進めたい

▼オバマ米大統領が2009年に「核なき世界」を提唱したのは画期的だった。だが道のりは険しい。米国とロシアが核兵器削減の取り組みを進展させたのは成果といえるが、まだほんの一部。北朝鮮やイランの核問題など火種も絶えない

▼日本は核の廃絶を世界に訴える一方、原子力発電は積極的に推進してきた。安全で効率的なエネルギーであるというのが理由。ところが、福島原発事故で状況は一変した。きのうは各地で「脱原発」を訴える集会やデモが行われた

▼「日本人は核に対する『ノー』を叫び続けるべきだった」。広島と長崎への原爆投下を踏まえ、こう述べたのは作家の村上春樹さん。心の奥底を見詰めた作品が多く、ノーベル賞候補にも上る。発言の影響力は大きい

▼原発を推進してきた政府や電力会社が非難されるのは致し方ないが、それを許してきた私たちも問われるべきだ、と村上さんは指摘する。失ったものはあまりにも大きい。長い時間をかけてでも、安全な日本を取り戻すしかない。

(2011/06/12 10:49 更新)
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2011.06.12 Sun l メディアリテラシー l top
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