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 本の力を考えさせられた。厚生労働省を舞台にした文書偽造事件で昨年無罪を勝ち取った元局長村木厚子さんは、拘束されていた160日余りの間に150冊もの本を読んだという
▼その村木リストが「オール読物」3月号に掲載されたとき、出版や書店関係者の間では「ミステリー小説が多い」「原書もある」などと話題になった。「私を勇気づけた百五十冊」という題名に、窮地の人を支える本の力が言い表されている
▼東日本大震災では、9県で104の書店が全半壊した。営業を再開できない店が99もある。被害額は約50億円に上る見込みだ。流通を担う日本出版取次協会の調査で判明した。書店主はもちろんだが、身近で本を選べない人たちの悔しさはいかばかりか
▼今、被災地に本を贈ろうというさまざまな活動が各地で始まっている。全ての支援物資に共通する原則だが、受け取る側の要望を聞きながら、きめ細かい支援を続けたいものだ
▼昨年は電子書籍元年といわれた。液晶画面で読む人がじわりと増える気配はあるが、「譲る、譲られる」の世界にはなじまない。ページに折り目や書き込みがあるからこそ、最初の読み手から次の読み手に伝わるものがある
▼明日12日、新潟市学校町通の一角に本好きが集まり、各自の蔵書を売る「一箱古本市」が開かれる。全国に広がる手づくりのイベントだが、県内では初めてだとか。先輩格の他都市の様子を聞けば、商いというよりは、本への思いを語り合う雰囲気だ。電子書籍にはない「温める力」を感じてこようと思う。
新潟日報2011年6月11日
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2011.06.11 Sat l メディアリテラシー l top
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