上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.at-s.com/news/detail/100036066.html

6月11日(土)(6/11 08:03)

 谷風といえば、力量、品格ともに優れた相撲取りの代名詞である。あまた谷風がいる中で、単に谷風といえば大相撲第4代横綱、実質初代ともいう名横綱、谷風梶之助のことである。その連勝記録は、昭和に双葉山が現れるまで約150年間も破られることはなかった

▼郷里は仙台。市内には生家の木材を使った子孫の家と谷風自身の墓がある。東日本大震災でゆかりの家は居住を諦めざるを得ないほど被災した。しかし、墓石は土台から転落寸前までずれたものの、背後の松を背に倒れずに踏みとどまった。さすが「粘り腰」とたたえる記事が昨日の本紙夕刊に載った

▼大震災からきょうで3カ月。尽きることなく被災をめぐる出来事が伝えられ、止めどなく影響が広がっていく。岩手、宮城、福島3県で5万戸を超す仮設住宅が必要なのに、まだ半分しか建設できていない。あと3カ月もすれば東北の早い秋がやって来る

▼3県で14万〜20万人が失業したという試算があるが、実際に職探しを始めた被災者は約4万人でしかない。通勤通学、貨物を支える在来線は約340キロも不通のままだ。2万隻という8割近い漁船が被災し、ほぼ全漁港が復旧を待つ

▼静岡県にも明らかな影響が出始めている。開港2周年を迎えた静岡空港をはじめ、県内全市町で観光や土地取引、茶業、製造業などの経済的痛手が表面化してきた。さらに日米欧の経済活動が鈍化し、新興国の優位が際立ってきたとも

▼これらは全て、たった1日の紙面で報じられた国内外のニュースである。四半期を超えた時点で、わが国がいかに大きな傷を負ったかが痛いほど分かる。政界での“粘り腰”は、国難にこそ向ける時なのに。

関連記事
スポンサーサイト
2011.06.11 Sat l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。