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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m06/fudo110610.htm

風 土 計

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2011.6.10

 あの日からずいぶん時間がたって、ようやく出せたお葬式。葬儀場の日程がとれず、なかなか別れを告げられなかった。知人は「やっと区切りがついた」という

▼一方で県内では今も3千人近い行方不明者がいる。かけがえのない人がいなくなったことを信じられず、心に区切りをつけられない人の方が多いに違いない。大震災の発生から明日で3カ月。津波は時間を止めてしまった

▼辛うじて助かった人々にとっても、この間の時間の歩みはひどくのろかった。家族は幸い無事だったものの、目の前で家を流された別の知人は「日常を取り戻したのは、2カ月が過ぎてからだった」と振り返る

▼それまでは罹災証明書や義援金などの申請などの雑用に追われて、落ち着くどころではなかった。やっと前を見る余裕が出てきたが、がれきが片づかない街の未来はまだ見えてこない。自らの将来を描けない人が数多くいる

▼被災地の時間の針はどれほど進んだのか。被害の途方もない大きさに比べて、すべてを失った人々に対する支援はあまりにも小さい。復興へのスピードを加速させるためには、従来に増した支援が欠かせない

▼被災直後、あちこちで午後2時46分で止まったままの時計を見た。もう一度時を刻み始めてほしい。動かない時計だけが並ぶ「時の記念日」では悲しすぎる。

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2011.06.10 Fri l メディアリテラシー l top
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