上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.at-s.com/news/detail/100034914.html

6月8日(水)(6/ 8 07:34)

 「奇兵隊内閣」と聞いた時には志を持つ勇猛果敢さよりも、攻めるも逃げるも速いという落ち着かない印象を持ったことを思い出す。「最小不幸社会」という言葉も良いイメージを持てず違和感が残ったままだった

▼菅直人政権が誕生してきょうでちょうど一年。鳩山由紀夫前首相が普天間飛行場移設問題をめぐる迷走を続けた末に「政治とカネ」問題が絡み、坂を転げ落ちるように失速していった。その無残な姿から、鳩山氏を反面教師とした船出に見えた

▼末路の鳩山内閣の支持率が19%だったのに対し、菅政権の発足時は61%余に跳ね上がった。当時の期待がいかに大きかったかを物語る。しかし、その後の菅政権は支持率が低迷。内閣改造後も大して回復しないまま、東日本大震災に巻き込まれて道しるべを失った観がある

▼改造後の施政方針演説で掲げた三つの理念のうち「平成の開国」は海外からの災害支援受け入れだったかのよう。「最小不幸社会」は、最小の力しか発揮できない政府によって不幸社会を生み出しそうな気配だ。「不条理をただす政治」は、原発事故への対応などで不条理ばかりを浮き彫りにした

▼震災に目が奪われている間に、普天間問題は沖縄の思いを無視して進む。菅首相は退陣意向表明後の閣議で、衣替えに着るべき夏の正装「かりゆし」さえ忘れ沖縄への関心はもはや希薄に見えた

▼民主党代議士会では退陣の意向表明で四国88カ所巡礼を持ち出し、「53番札所からお遍路を続けるという約束が残っている」と心情を語ってみせた。53番は円明[えんみょう]寺。昔同名の時代もあった54番札所はいま「延命[えんめい]寺」。境内に「道しるべ石」もある。政治家として、皮肉なお遍路の道である。

関連記事
スポンサーサイト
2011.06.08 Wed l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。