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http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/729.html

 第2次世界大戦の末期、旧東ドイツのエルベ川に架かる橋で、米ソの兵隊が握手しようとしている写真がある。これにまつわる歴史の裏面を「戦後50年 決定的瞬間の真実」(文芸春秋社)で知った
▼両大国間には、戦後の覇権をめぐる緊張と思惑が交錯していた。一方で、ドイツという共通の敵を攻めている。両軍が近接する前線では、部隊同士が遭遇することもあった。互いに頼もしい友軍に見えたかもしれない。握手の写真もそんな一枚で、兵士の表情には、いっときの安堵(あんど)感が漂う
▼しかし、この写真が実はカメラマンの“やらせ”だった。握手は実際にあったことだが、現場に居合わせなかったカメラマンが「再現を」と懇願し、撮影したという
▼民主党の新代表に野田佳彦氏が選ばれた。5候補が立ち、決選投票にもつれ込む乱戦だった。選挙後、菅直人首相を加えた6人が壇上で固く握手した。野田氏が就任あいさつで語った「ノーサイド」が実現できるかどうか
▼世間では、代表選前から「民主党の最大の課題は結束である」と語られていた。政策以前に「仲良くしよう」というのだから、今後が心配になるのは当方だけではあるまい。「握手はやらせでした」では困る
▼米ソの兵士の写真は、平和の象徴として世界中に広まった。が、手のぬくもりも消えぬ間に、東西冷戦の時代がやって来る。民主党の握手の場面は、政治の安定を予言するものであってほしい。まずは大震災の復旧・復興、原発事故の確実な収束だ。民主党は闘うべき相手を間違えてはならない。
新潟日報2011年8月30日
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2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
http://www.at-s.com/news/detail/100056915.html

8月30日(火)(8/30 07:28)

 東日本大震災以来、祈りと希望が暮らしのキーワードになりつつある。夏山でさえ「祈りの山」を特集するいくつかの書籍があった。富士山をはじめ東北の恐山、近畿の高野山や大峰山系など、祈りの届く霊峰とされてきた山は数多い▼その最高峰富士山が登録を目指す世界文化遺産とはどんなものか。同じく大自然を背景にした先例の文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角「吉野・大峰」を訪ねた。参詣の起点は奈良県吉野郡天川村洞[どろ]川の龍泉寺である

▼滝行で身を清め、白装束をまとい、大先達を先頭に大峰山系の山上ケ岳(1719メートル)の頂にある大峰山寺を目指す。女人結界門をくぐれば1300年余女人禁制を敷く山岳修行の聖域が広がる深山だ

▼7世紀末の修験道の開祖役行者[えんのぎょうじゃ]が修行し、高野山開山の前に空海も修行を重ねた神仏習合の発祥地。険しい修験の道には崖をよじ登り「西ののぞき」と名付けられた断崖に身をさらす命懸けの行が待つ。「懺悔[さんげ]懺悔六根清浄」。奥駈[がけ]道に山伏の声が響く。峰々には今も役行者の気迫がみなぎるようだ

▼大峰山寺本堂に東日本大震災の復興を祈る浄財箱が設けられていた。本堂奥には役行者の異形の秘仏があった。法力ゆえに伊豆に流された役行者は、流罪の間に富士山に登って修行を重ねついに空飛ぶ術を身に付けた、という静岡県ゆかりの伝説もある

▼大震災の被災地復興も遅々とし原発事故の収束も見通しが立たずはや半年が迫る。政治家こそ懺悔し命懸けで尽力する時なのに、火事場で消防隊長を決めるかのような政権与党の代表選には世間に嘆きの声しきりだった。内憂外患の緊急事態が続く。祈りと希望はしかと受け止めてほしい。



2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004419182.shtml

正平調
2011/08/30
この人は経営者というより予言者なのかもしれない。電子機器大手アップルの最高経営責任者を退いたスティーブ・ジョブズ氏だ。携帯電話アイフォーンなど革新的な製品で、いつも未来を体験させてくれた◆自宅の車庫でアップルを創業したのは20歳のときだ。その株価が今年、時価総額で米企業の首位に立った。誰でも努力すれば成功する。そんな「米国の夢」の申し子といっていい◆民主党の新代表の野田佳彦氏は両親ともに農家の末っ子という。地盤も看板もかばん(資金)もない中で政治を志し、街頭に立って支持を求めた。きょう首相の座に就くが、庶民性を強調するためか、きのうはこうした自分の横顔にも触れた◆「泥くさいドジョウ」と自身を語る。「金魚ではないが、ドジョウにはドジョウの持ち味がある。泥くさい政治をやり抜く」と。派手さはなくても着実に。それがドジョウ流なら、堂々とやればいい◆ただ政治家の約束の言葉なら耳にたこである。「有言実行」を掲げた菅政権も多くの課題が未達成のままだ。党内対立やねじれ国会への対応次第では、ドジョウも泥の中で窒息しかねない◆消費者は何を求めているか、ジョブズ氏は徹底的に考えた。「大事なのは自分の心と直感に従う勇気を持つことだ」とも語る。国難の中で政治は国民不在の争いを続ける。国民は何を求めているか。野田氏をはじめ、全政治家が徹底して考える時だろう。

2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110830_01.htm

河北春秋 作家の林京子さんは福島第1原発事故の後、さまざまな疑問を旧知の肥田舜太郎医師に電話で尋ねた。2人はともに被爆者で、肥田さんは放射線に詳しい▼米国は80キロ以内の米国人に退去を勧告したのに日本政府の動きは鈍い。林さんにはそれが最大の疑問だった。肥田さんは「人の命、人権に対する認識の度合いの違いです」と即答したという

 ▼「私は深く納得しました」と林さんは近著『被爆を生きて』(岩波ブックレット)で語っている。原発事故への対応や被災地の復興の遅れを見れば、林さんの言うように政府は「人命への認識」を問い直されてしかるべきだ▼民主党の新しい代表に野田佳彦さんが決まった。好きな作家は山本周五郎だそうだ。作品を引き合いに「人情の機微が分からないと血の通った政治はできません」と野田さんは自著に書いている

 ▼菅直人首相の下で、漠然とした政治不信は政府不信へと変質したように見えた。原発事故では、情報を出せば住民がパニックになるとして政府は国民を信じない。住民も政府の情報が信じられない不幸な関係が続く▼人命、人権、血の通った政治。どれも野党時代から民主党が得手にしてきたテーマだ。まずは失った政府への信頼を取り戻すこと。野田さんはゼロから、否、マイナスからの出発となる。

2011年08月30日火曜日
2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
http://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/0830n.html

【編集日記】(8月30日付)

 きのうの本紙に県内被災地の航空写真を掲載した。東日本大震災から間もなく半年を迎える。復旧への歩みがうかがえるものの、本格復興というにはほど遠い▼だが、党内外の圧力を受けて退陣を表明した菅直人首相は「この3カ月間は大変実り多い期間だった」と会見で述べた。復興基本法や2011年度第2次補正予算の成立などを踏まえたものだが、自画自賛を県民はどう受け止めただろうか▼県民はこの間も、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性物質との闘いの渦中にあり、見通しも不透明だ。事故の被害者となった県民の苦しみや悲しみを本当に分かっているのだろうかと疑わざるを得ない▼菅首相は内閣への評価について「後世の人々に委ねたい」とも言ったが、少なくとも、菅直人という首相の名は県民の苦しみ、悲しみの記憶と共に長く後世に残されることは確かだろう▼後継首相を事実上決める民主党代表選はわずか3日間。党員・サポーターは参加せず、国会議員のみの投票で野田佳彦財務相に決まった。各陣営とも数合わせに終始し、肝心の政策論議についても深まらなかった▼野田新代表は「国民のための政治」と訴えた。これ以上、被災地を置き去りにしてはならない。政治空白を脱して本格復興へと加速させるべきだ。被災者に向き合った政治が求められている。
 
  福島民友新聞
2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
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